CASとは、英語表記の”CONDITIONAL ACCESS SYSTEM”の頭文字を使って表記したものです。
このコンディショナルアクセスシステムは、日本語では「限定受信機能」と訳され、有料放送のように、特定の条件を満たす人(例えば有料放送の契約者)が放送を受信できるようにするシステムです。
NHK-BSの受信確認メッセージも、その機能の一部を使って運用されています。
また、この「限定受信機能」に加えて、無料の地上デジタル放送等での放送コンテンツの「著作権保護(ダビング10等のコピー制御)」のためにも利用されています。
「新CAS(ACASチップ)」はこのような役割を持つCASを従来のB-CASカードでなく、予めチューナーまたはテレビに部品の一部として組み込まれています。